買取に関するトラブルと無断回収

悪質な遺品整理業者によるトラブルは、前回ご紹介した高額請求の他、遺品の買取に関するものや、遺品の無断回収があります。

相場よりも低価格な買取

遺品の中には、絵画や陶器、古銭や切手など、買取してもらうことで、現金化できる品物が含まれていることもあります。他には楽器や書籍など、コレクターからすれば垂涎モノの品物が残されていることも考えられます。

とはいえ、価値のわからない人から見れば、不用品と同じような扱いとなってしまうことから、あえて安く買い取ってからネットオークション等で転売する業者も存在します。中には1万円ほどで買い取りされた品物が50万円以上で取引されることもあります。

このようなトラブルに遭わないためには、骨董品などの遺品があった場合、ひとつづつネットオークションなどの記録が残っているサイトを使って確認しておくことが重要なポイントとなります。

遺品の無断回収

遺品整理の作業をしていると、タンスや机の引き出しなどから、現金や貴金属類が見つかることもあります。おそらく故人が保管しておいたものなのでしょうけど、悪質な遺品整理業者の場合は、依頼者に報告せずに、無断で回収し、その後売却して現金化してしまうケースがあるようです。

本来は盗難であり、立派な犯罪なのですが、依頼者が遺品のすべてを把握しているとは限らないことから起こるトラブルとも言えます。

このようなトラブルを防止するためには、遺品整理業者に依頼する前に、おおまかに遺品をチェックしておくことがあります。貴金属類などの場合は、買取専門業者に査定してもらうのもひとつの方法です。

もうひとつは、遺品整理の現場に立ち会うことがあります。できれば一緒に作業を進められると良いでしょう。作業前に現場の写真を撮影しておくのも効果的です。